ベルリン芸術大学名誉教授×BfMcompany in 北海道
(08.10.13)
2008年10月2日~12日まで行われた、
『ベルリン芸術大学名誉教授×BfMcompany』の様子をご報告いたします。
参加者全員がアンドレアス教授の楽しく充実したLessonを受講し、多くの学びや刺激を得たことと思います。
この報告では、今回お越しいただけなかった方の為にも、セミナー内容を少しばかり掲載しております!!
最後までお読みいただけたら幸いです。
セミナーに関するお問い合わせは、info@bfmcompany.jpへ♪
↓↓今回の企画・講師陣↓↓
- ピアノ教授: エーリッヒ・アンドレアス
- ピアノ&通訳: 大平由美子
- インタビューコーナー: 田中貴子
↓↓今回のセミナープログラム↓↓
(2日~12日)- ピアノ個人レッスン
(毎日3?5名の、小学生から大人の方まで幅広い年齢層の受講生の方が個人レッスンを受講されました。聴講も可能でした。)
- アンドレアス名誉教授公開インタビュー
↓↓セミナー内容↓↓
【ピアノレッスン】
今回は、全員自由に選曲しレッスンを受講しました。小学生から大人の方まで幅広い年齢層のレッスンでしたが、アンドレアス先生の、個々に合わせた丁寧で分かりやすい演奏法の解説や楽曲分析を受講し、途中「あぁ、なるほど。」とか「あっ、分かった!」という言葉と共に、うまく理解できたときには先生の口からも「sehr gut!」の言葉が何度も出てきて、そのたびに受講生の顔に笑顔が宿っていたのが印象的でした。レッスンそのものは非常に集中したものですが、時には笑いも入れつつ楽しむことを忘れさせない、そしてそんな中で受講生自らに感覚として奏法を理解させる教え方は、見ていて非常に感動的でした。今回得た沢山の学びを忘れず、今後の練習に生かせることが出来れば良いいですね。
【アンドレアス教授公開インタビュー】
急遽、アンドレアス先生のインタビューを設けさせて頂き、皆自由に様々な質問を先生に直接することが出来ました。 その中の質問と先生の答えをいくつかご紹介いたします。↓↓アンドレアス先生へ質問♪↓↓
Q.日本人とドイツ人の音楽的違いはありますか?
A.一番に感じる違いは、言葉からくる音楽的感覚の違いです。例えばドイツ語であれば、短い単語の中にも音の高さに変化がありますが、日本語は平坦でしょ?音楽は言葉と非常に密接な関わりがありますが、音楽的感覚の違いはそこから出てくるものだと思います。でも、日本人でも沢山優秀な演奏家はいますし、私が思うに10年前と比べてレベルの高い学生がふえてきていますよ。比較的女性のほうが柔軟にヨーロッパ音楽に馴染んでいるのではないでしょうか(笑)
Q.力を抜いて自然に・・・というのが出来ないのですが、何か良い方法はありますか?
A.一度癖がついてしまうと非常に厄介なのですが、これは小さい時からさかのぼって考えなければいけません。子供というのは、本当に自然です。「学ぶ」とか「練習」ではなく「遊ぶ」という気持ちでやれば、力が入ることもなく自然に演奏できますね。日本人の多くが必死になって練習し、完璧に間違いなく楽譜を演奏しますが、子供達にはとにかく「楽しむ」ことをさせてあげるよう心がけて欲しいです。
Q.子供に教育する時、一番何に重点をおいて教育すればいいでしょうか?
A.子供の頃や若いうちは、出来るだけ静かな練習が必要です。試験やコンクールが多い中で、そのための練習になったりするのではなく、音そのものや響きなどに重点を置き、長い目で練習させることが必要です。ただ、結局は技術もしっかりしていないと受験やコンクールには通らないわけで、この問題は本当に難しいですね。
Q.留学のメリットはなんですか?
A.音楽を学ぶのはもちろんだが、ヨーロッパそのものを学んで欲しいです。私は日本のことは自分で色々調べて本も読んだりしましたが、来日した際「能」を見たときに、初めて日本というものを理解出来たように思います。歴史や宗教や言葉それに生活そのものを感じて、音楽に繋げて欲しいです。
イメージについて.
ピアノを勉強するとしても、まず歌、特に歌詞を勉強することは非常に大切です。シューマンやヴォルフなどの歌曲そのものや詩を学ぶことで、楽曲のイメージが膨らみます。実際目で見ることとそれをイメージすることで、とても表現しやすくなります。私も、例えばある時は小さい頃父と散歩した「Schwarzwald(黒い森)」を思い出し演奏したりしますよ。
Q.先生はお元気でハツラツとしてらっしゃいますが、元気の源は何ですか?
A.若い頃からタバコもずっと吸ってたし、食べたいものは食べて、お酒も飲んで、運動もせず、おまけに野菜は嫌いだし(笑)特に健康的なことは何一つしていませんでしたが、今ではタバコもやめ、一時は肥満専門の病院に入院し3ヶ月に18Kg減量したこともあります。特に健康に気を使っているわけではありませんが、不健康なことはしないようにしています。私の友達を例に出すと、彼は大切な演奏会を目前に、お酒もやめ早寝し、なるべく集中した環境に自分を置きましたが、結局本番では気分が乗らずいつもの力が出せなかったのです。ですから、その時だけ違ったことをするのではなく、日頃からそういった生活をすることが大切なのでしょうね。
Q.生徒を教えていて、どうやって教えたらいいのか分からないことってありますか?
A.どうやったらいいか・・・というよりも、自分の気分が乗らない時があります。それは誰にだってあるし、そんな時はそんな時で仕方ありません。人間ですから。また次やれば良いんです。
Q.演奏会依頼がきて、自分の好きではないプログラムがあることはありますか?
A.もちろんあります。でも、何度も何度もその曲を練習するたびに新たな発見をし、嫌いだったものが好きになることも多いのです。どんな作品にも素晴らしいところはあります。そんな部分を見つけることが出来れば楽しくなるものですよ。
その他、手が小さいことに悩んでいる受講生からの質問では、先生の手を皆で触って大盛り上がりしたり、急に先生がピアノを弾きだし楽しませたりと、本当に自由なコーナーとなりました。
今回、アンドレアス先生に直接お話しする機会に恵まれ、先生も受講生も笑いの絶えない力の抜けた楽しいひと時を過ごすことができました!
今後も様々な企画に挑戦して参りますので、引き続きHPのチェックを宜しくお願い致します★
以上、報告を終わります。 最後までお読み頂き、ありがとうございました。


